11月頃に衝動書きした対話。
オチがないまま放置されてたのを貧乏性で置いておきます。
基本81の話は二人以外話に出てこないので、台詞しかないと楽だなあ。

「そろそろ袖の長い服が必要だとは言ったけど」
「やっぱり１さんにはチュニックやワンピースが似合うと思って。よく着てるし」
「いちいち上下コーデを考えながら揃えるのが面倒だからな」
「･･･そうなの･･･」
「気の毒そうな顔を向けるな。そもそも何このプリント･･････動物？」
「猫じゃないかな。猫に蝙蝠要素をプラスした･･････ほら"I'm a Bat!"って書いてる」
「じゃあ猫ですらねえよ。そもそも何で『カワイイ』にエグさをプラスした」
「えー蝙蝠はイメージほどエグくないでしょ。よく見ると結構可愛いじゃない」
「お前は可愛さのみクローズアップした部分しか見てないだけだろ。鼠に翼生えたような生き物のどこが可愛いんだよ」
「小さくて可愛いじゃん！猫は良くて蝙蝠は駄目なんて生き物差別だよ！」
「別に猫も好きじゃない」
「『カワイイ』んじゃないの！？」
「可愛いとは思うけど好きで飼ってる層ほどの度合じゃないし。そもそも小さいのが可愛いとか言うけど、その白い蝙蝠が密集してる画像とか幼虫にしか見えない」
「白い蝙蝠っているの？」
「中米の密林に生息するシロヘラコウモリ」
「意外に詳しい」
「それだったら犬の方がまだいいな」
「１さん犬好きだったっけ？」
「人に対して分を弁えてるあの態度とかね」
「･･･愛嬌とか愛くるしさとかじゃないんだ･･････飼いたいの？」
「ううん。間に合ってる」
「あれ、１さん犬飼ってたっけ」
「やたらでかくて、顔を見れば尻尾を振るような喜怒哀楽の幅が激しいヤツなら」
「へえー、ラブラドール？でも犬も可愛いよね、お利口だし」
「･･･エスキーっぽいけど中型じゃないよなあ、警戒心皆無だし･･････サモエドかな。いつも笑ってる顔だし」


「と、はぐらかされた上で却下されたと思ってたんだけど、律儀に着てくれたんだ」
「顔が嫌にリアルでタンス開ける度に目が合うし奥に仕舞っとこうかと思ってたんだけど、自分で着てれば柄を見なくて済むなと思って」
「後ろ向きな採用をありがとう。だから１さんって好きだよ」
「そういうの本当いいから」
「ちなみにフードにはマル耳も付いてるよ」
「そういうのも要らん。うわっ本当だ･･･何これお前の趣味なの？」
「正直あまり･･･動物にヒト耳付けた感覚に近いかな」
「だろうね。何で買った」
「１さんはモルモットかチンチラっぽいかなあと思って」
「げっ歯類かよ。実験動物のイメージの方が強いんだけど」
「･･･今更ながら俺と１さんって心的傾向というか根本的な何かが違うよな･･････」
「小動物は小さければ小さいほど好きじゃないな。何考えてるか分からないし」
「手の平に全身が納まる具合が良いんだけどなあ。癒されるというか」
「勢い余りそうで怖いな･･････実際飼ってたの？」
「１さんの発想が怖いよ･･････飼ってはいないけど触ってみたいね。うさぎもいいなあ」
「いまいちイメージ湧きづらいな･･････ペットに感けてくれればこちらとしても都合良いんだけどなあ」